【福井市】福井県立歴史博物館では、「福井の歴史と文化をめぐる~福井県指定文化財~『写真展平安の救いの姿』」展が開催されています!

福井県立歴史博物館

福井県立歴史博物館では現在「福井の歴史と文化をめぐる~福井県指定文化財~『写真展平安の救いの姿』」展が開催されています。

平安の救いの姿展

こちらの写真展では2024年の大河ドラマ『光る君へ』の主人公紫式部の生きた10世紀後半から11世紀前半にかけて作られた仏様たちの写真です。御開帳の日以外は公開していない仏様たちがほとんどだそうです。

紫式部と越前

源氏物語や和歌の中に福井にちなむ言葉が出てくると、なんだか嬉しくなりますね。

十一面観音立像

会場の展示の中から幾つかをご紹介いたします。こちらは、冬野町自治会所蔵の木造十一面観音菩薩立像です。仏さまはまるくてふくよかなお顔だちに、体も胸が張って、腰もどっしりとしておられます。

十一観音菩薩立像

こちらは、二上町自治会所属の木造十一面観音菩薩立像。国の重要文化財です。像の高さは187センチもあるとのこと。この像が安置されてきたのは、文殊山の麓で弥生時代の集落や奈良時代(8世紀後半)に東大寺領荘園があった場所だそうです。各自治会で仏像を大切に守り続けてこられたのですね。

紫式部が人生で唯一都を離れて住んだのが越前国(現在のおおよそ嶺北地域)です。紫式部と同じ時代に在った仏様たちのお姿を見に行かれるのもいいかもしれませんね。

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西島千尋

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