【福井市】福井県立歴史博物館で知ることができますよ~福井にあった町絵師の工房「夢楽洞」ってどんなところ??
福井市大宮地区にある「福井県立歴史博物館」では、福井の歴史に触れることができます。
中でも興味深いのが推定復元された町絵師の工房「夢楽洞」についてです。「夢楽洞」は福井城下の小田原町(現在の田原町のあたり)、北陸道に面した場所にあった町絵師の工房です。推定復元されているのは、江戸末期から明治初年ごろの様子とのこと。
夢楽洞は、江戸中期から大正期まであったそうです。初代「万司」が登場した後、数世代にわたって、複数の絵師が活躍していました。当然かもしれませんが、絵師は絵を買ってくれる人がいるからこそ商売として成り立ちます。江戸時代の福井の文化レベルの高さ、庶民の生活の豊かさが窺えますね。
夢楽洞では独特のデザインの絵馬が作られ、越前を中心に北陸一帯で流行しました。絵馬は、旅のお土産や町や村の祭りの記念品、願いごとが叶ったときのお礼の品として神社に奉納されるなどされていたようです。
「福井県立博物館」で福井のあまり知られていない歴史について、知りながら、昔の人々の生活に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか??
「福井県立歴史博物館」はこちら↓
西島千尋
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