【福井市】福井市立郷土歴史博物館では、2024年3月17日(日)~2024年5月6日(月)まで「日本画家島田雪谷・墨仙親子」展が開かれています!
福井市宝永地区にある福井市立郷土歴史博物館、松平家資料展示室では、2024年3月17日(日)~2024年5月6日(月)まで「日本画家島田雪谷(せっこく)・墨仙(ぼくせん)親子」展が開催されています。
福井藩では絵の得意な藩士が藩邸や藩主の御用絵師を勤めていました。「幕末の四賢侯」の一人、16代藩主松平春嶽に仕えて絵画指導をした島田雪谷(1826~1884)と雪谷の次男で、歴史人物画を得意とした墨仙(1867~1943)の作品が紹介されています。
島田雪谷は福井藩の下級藩士の家に生まれましたが、絵の他に槍も得意としていたそうです。雪谷は、四条派(日本画の大きな一派)と南画(中国の元・明の絵画に影響を受けて、日本で江戸時代に成立した画派)の二つの作品を描き分けられる技量があり、多くの門人がいたそうです。また、次男の墨仙は、父の雪谷に日本画を学び、中国の仙人や歴史上の人物を題材に選んで、歴史人物画の大家として評価されました。
館内は写真撮影が不可のため、展示品を掲載することは難しいのですが、雪谷の繊細な日本画には心を動かされます。雪谷の絵は、色使いがとても綺麗です。興味を持たれた方は、福井市立郷土歴史博物館で福井の幕末~戦前までの日本画の流れについて学ばれてみてはいかがでしょうか??
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