【福井市】日清・日露戦争の企画展は福井市立郷土歴史博物館初!2024年12月13日(金)~2025年2月24日(月・祝)まで福井市立郷土歴史博物館で企画展「日清・日露の戦争と福井」が開催中です!
2024年12月13日(金)~2025年2月24日(月・祝)まで福井市立郷土歴史博物館1階松平家史料展示室で企画展「日清・日露の戦争と福井」が開催中です!
学芸員の山田さんによりますと、福井市立郷土歴史博物館が開館して約60年になりますが、日清・日露戦争の企画展は初めてなのだそうです。
こちらは、「南山大激戦我赤十字野戦衛生隊負傷兵看護の光景(綱島亀吉画)」です。当時はカラー写真がありませんでしたので、一般の人々は戦争の様子を「戦争画」で知ったそうです。こちらの絵は、国際社会に「日本は捕虜にも救護をしっかり行い、国際法を守っている文明国でよ」と諸外国にアピールする目的もあったとのことです。
こちらは、「海軍士官短剣・剣帯(岡田啓介旧蔵)」です。福井で唯一の内閣総理大臣岡田啓介にゆかりの品だそうです。岡田啓介も日清・日露戦争に従軍しています。なんだか歴史を感じますね!
「黄海海戦時の血染め海図写」です。黄海海戦時、航海長が被弾したときの血が海図に散っています。東郷平八郎は日本海海戦でも、黄海海戦をとても重要な経験だと考えていました。
展示物上の書「鬼神泣壮烈」は東郷平八郎が書いたそうです。下の小さな文字の文章は、福井出身の海軍大将にして軍令部長だった加藤寛治が綴りました。戦前・戦中は戦艦三笠記念艦に展示されていましたが、戦後、軍国主義の品として、燃やされてしまってはいけないと福井県の加藤寛治の家に贈られ、博物館に寄贈された品とのことです。
「郷土史関係写真帖(福井停車場前に設置された凱旋門)」です。学芸員の方のお話によると、どうやら今のハピリンの辺りに設置されていたようです。当時の社会の様子が伝わってくる貴重な1枚です。
戦争の様子や、戦争が人々の暮らしにどんな影響を与えたかについて学べる企画展「日清・日露の戦争と福井」、行かれてみてはいかがでしょうか??
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