【福井市】歴史のミステリーに迫る!「福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館」の「石敷遺構」は何の為に作られた??
福井市安波賀中島地区には、「福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館」があります。2022年10月に本館がオープンしました。それまでの「福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館」は、現在は分館となっています。
「福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館」には「石敷遺構」があります。
「石敷遺構」がどのように使われていたのかについては、二つの説があります。一つは、足羽川から水を引き込んで荷を積み下ろししていた「船着き場説」、もう一つは「道路説」です。敷き詰められた大量の石は、ぬかるんだ湿地だった場所を固めるために敷かれたとも考えられています。見つかった「石敷遺構」、どんなふうに使われていたのか考えるのも面白いですよね!
石敷き遺構をまっすぐ西へ延ばした先に3代当主朝倉貞景が安波賀に建立したといわれる「経堂」があるといわれているそうです。そのため、「石敷遺構」は「経堂」の参道として使われていたという可能性もあります。「経堂」とは、寺院における建物の一部で僧侶たちが仏教の経典を読誦される場所とされています。
「福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館」の「石敷遺構」を実際に見て、当時の一乗谷に思いを馳せてみるのもいいかもしれませんね!
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